トップページ 施工実例 こ家造りへのこだわりだわりの家づくり お問い合わせ リンクについて

1 ・ 今の木造住宅ってどんなもの?

伝統構法がどういったものかを知ってもらう前に、まず現在の木造住宅の工法をお話します。
現在建てられている多くの木造住宅は、在来軸組工法(在来工法)と呼ばれる工法で、戦後の家のない時代に、早く、たくさんの家を作るために考えられた工法です。伝統構法とは違い、柱や梁を基礎ときつく結びつけて、ボルトなどの金物で補強・接合する工法であり、外からの力に力で対抗する剛構造によって建てられています。
今の木造住宅

2 ・ 伝統構法ってどんなもの?

在来工法に対して、伝統構法の基本は木と木の組み合わせ(木組み)によって外からの力(地震や風の力など)を吸収する柔構造です。自然の素材を使い、その特性を生かして建てられているので、粘り強い構造になっています。
部材は固く結びつければつけるほど、地震の力は強く伝わり、どこかに無理が生じますが、うまく粘りで力を逃がすことができれば、地震による家の倒壊を防ぐことができると考えられます。そのため、地震対策の観点から見ても伝統構法は可能性を秘めた建て方なのです。
伝統構法

3 ・ 今こそ伝統構法

伝統構法は木材や石といった自然の素材の特性を生かしたまま建てられており、日本の風土に適した建物となっています。自然と共生し、住む人も健康に暮すことができる、優れたエコロジー建築です。また、家の耐久性が高く、家が長寿命です。一度建てられた家は手入れをしていけば、2代、3代と受け継がれて行きます。年月が経つにつれて家全体の趣が増してゆき、住めば住むほど良い家になってゆく、本当の意味での100年住宅なのです。
現在、「スローフード」や「スローライフ」といったように、田舎のような昔ながらの生活に回帰して、ゆとりのある生活をしていくことが見直され始めています。その中で、伝統構法はこれからの時代に適した住宅だと言えます。
スローライフ

4 ・ 日本が誇れる大工さんの技術

伝統構法の柔構造を支えているのは大工さんの技術です。複雑な木組みでも、微妙な角度で接している面でも、職人の技でぴったりと合わせます。その精密な技術があってこそ伝統構法は活きるのです。
大工さんは親方や先輩の技術を目で見て覚え、肌で感じながら身につけ、継承してきました。「伝統構法による建築の歴史」は同時に「大工さんの歴史」でもあるのです。現在の建築事情の中でこの技術を残し、歴史を紡いでゆくことが課題となっています。
写真は追掛大栓継ぎ(おいかけだいせんつぎ)という継手の一種です。
大工さんの技術

5 ・ ここがすごい木の力!!

木材は植物なので中が空洞になっており、細胞が多数集まってできています。同じ重さであれば鉄棒より鉄パイプの方が強いように、中が空洞のもののほうが力に対しては有利です。その木の特性に加え、伝統構法木造建築物は木組みの仕口接合部や軸組がしっかりしていれば、大きな変形性能を持っているので大きな地震の揺れでも耐えることができます。それは継手や仕口と言った部分で、木と木がお互いめり込み合うことによって力を逃したり、力を強め合ったりするからです。その力は金属やコンクリートでは考えられない力を発揮し、粘り強さを出します。
仕口とは
木材同士を角度を付けて接合する方法です。
ここがすごい木の力
継手とは
木材同士を同一方行に繋ぐ方法です。

6 ・ 伝統構法は免震構造

伝統構法の中で、代表される建て方に石場立ちというものがあります。それは礎石の上に柱を建て、足下がフリーになることによって、強い地震の時の衝撃力にはずれて動くことで力を逃すという免震性を持っています。
その他にも、様々な仕口のめり込みなどによって地震の力が減衰されるため、自然な制震機構をもっていることが実験などによって確かめられています。
耐震構造
建物の構造(柱や梁)自体を頑丈な造りにすることにより、地震で生じる揺れに耐えるように設計された構造です。
伝統構法は免震構造
制震構造
建物の様々な箇所に特殊な装置等(簡単に言えば振り子の様な物)を備えることで揺れを吸収する構造です。
免震構造
建物と地盤との間に積層ゴムなどの特殊な装置を付け、建物を地面と切り離して、揺れを伝えないようにする構造です。
    このページのトップへ